医療ダイエット
「カロリー計算って、結局面倒くさくて続かない…」「頑張って計算してるのに、なぜか全然痩せない…」「そもそも、1日に何キロカロリー食べればいいのか、正解がわからない!」
ダイエットの基本と言われる「カロリー計算」。一度は挑戦したことがあるものの、その複雑さや手間に挫折してしまった、という経験はありませんか?あるいは、真面目に取り組んでいるのに、思うような結果が出ずに悩んでいませんか?
そのお悩み、あなたの意志が弱いからではありません。カロリー計算には、多くの人が陥りがちな「落とし穴」と、「成功するための正しい手順」があるのです。
【監修医師】与那覇 靖(URARAクリニック 統括院長)
浜松医科大学卒業。日本内科学会・日本抗加齢学会・日本肥満症治療学会所属。
- なぜ、あなたのカロリー計算は失敗するのか?
- 【3ステップで完了】誰でもできる、あなたの「痩せるカロリー」計算方法(女性・男性別の実例つき)
- カロリーだけじゃない!痩せ体質を作る「PFCバランス」とは
- 計算が面倒な人のための「神アプリ」活用術
- 計算の、その先へ。医療の力で「本当の自分」を知る方法
【結論】カロリー計算はダイエットの基本。
でも「ただ引くだけ」では痩せません

まず、カロリー計算はダイエットの成功に不可欠な、最も基本的な考え方です。しかし、ただ闇雲に摂取カロリーを減らせばいい、というものではありません。
基礎代謝量を無視した過度な制限や、栄養バランスの偏りは、かえって体を「省エネモード」にしてしまい、「痩せにくく太りやすい体質」を招く原因になります。
成功の鍵は、「自分の体を知り、必要な栄養を摂りながら、適切にカロリーをコントロールする」ことです。
【3ステップで完了】
あなたの「痩せる摂取カロリー」を計算してみよう

難しい計算は不要です。以下の3ステップで、あなただけの「1日の目標摂取カロリー」を導き出しましょう。
【STEP1】
あなたの「基礎代謝量」を知る
基礎代謝とは、何もしなくても生命維持のために消費される、最低限のエネルギーのことです。ダイエット中でも、これ以下のカロリー摂取は避けるべきとされています。
- 計算方法:年齢・体重・身長から計算できます。(※ハリス・ベネディクト計算式など)
- 目安:成人女性で約1,150〜1,250kcal、成人男性で約1,450〜1,550kcal
※ハリス・ベネディクト計算式は、基礎代謝量(BEE)を計算するための数式で、男性と女性で式が異なります。
男性:66.47+(13.75×体重(kg))+(5.00×身長(cm))-(6.78×年齢(歳))
女性:655.1+(9.56×体重(kg))+(1.85×身長(cm))-(4.68×年齢(歳))
【計算例】30歳・体重55kg・身長158cmの女性の場合
655.1+(9.56×55)+(1.85×158)-(4.68×30) = 655.1+525.8+292.3-140.4 = 約1,333kcalが基礎代謝量の目安になります。
体重・身長別の基礎代謝の目安(30歳女性・ハリス・ベネディクト式)は以下の通りです。ご自身に近い体格の欄を参考にしてください。
- 体重50kg・身長155cm:約1,279kcal
- 体重55kg・身長158cm:約1,333kcal
- 体重60kg・身長160cm:約1,384kcal
- 体重65kg・身長163cm:約1,438kcal
※あくまで統計的な計算式に基づく目安です。筋肉量など個人差により実際の基礎代謝は変動します。より正確な数値を知りたい場合は、医療用体組成計での実測がおすすめです。
【STEP2】
あなたの「1日の消費カロリー」を知る
基礎代謝量に、あなたの活動量を掛け合わせることで、1日に消費するおおよそのカロリーがわかります。
- 計算式:基礎代謝量 × 身体活動レベル
- 身体活動レベルの目安:
- 低い(1.5):座り仕事が中心で、運動習慣がない
- 普通(1.75):立ち仕事や、軽い運動習慣がある
- 高い(2.0):力仕事や、活発な運動習慣がある
- (例)先ほどの30歳女性(基礎代謝約1,333kcal)の活動レベルが「普通」なら… 1,333 × 1.75 = 約2,333kcal
【STEP3】
「目標摂取カロリー」を決める
体脂肪1kgを減らすには、約7,200kcalの消費が必要とされています。1ヶ月で1kg痩せたい場合、7,200kcal ÷ 30日 = 1日あたり約240kcalのマイナスが目安になります。
- 計算式:1日の消費カロリー – (240kcal 〜 500kcal)
- (例)消費カロリーが2,333kcalの人が1ヶ月で1kg痩せたいなら… 2,333 – 240 = 約2,093kcalが目標摂取カロリーの目安となります。ただし、これは先ほどの基礎代謝(約1,333kcal)を大きく上回っており、無理のない範囲であることが分かります。
体重が思うように減らない時期については、体重が減らない原因をまとめたチェックリスト記事もあわせてご覧ください。
カロリーだけじゃない!
痩せ体質を作る「PFCバランス」の重要性

「目標カロリーは守っているのに痩せない…」という方は、カロリーの「中身」に問題があるかもしれません。PFCバランスとは、三大栄養素であるP(タンパク質)、F(脂質)、C(炭水化物)」の摂取バランスのことです。
- P(タンパク質):1gあたり4kcal。筋肉や肌の材料。不足すると代謝が落ちやすいとされる。
- F(脂質):1gあたり9kcal。ホルモンの材料。摂りすぎはNGだが、ゼロにするのは危険。
- C(炭水化物):1gあたり4kcal。活動のエネルギー源。摂りすぎは脂肪として蓄積されやすい。
一般的に、「P:20%、F:20%、C:60%」が健康的なバランスとされていますが、ダイエット中はタンパク質(P)の割合を増やし、炭水化物(C)を少し減らす配分が意識されることが多いです。
【計算例】目標摂取カロリー2,000kcalの場合のグラム換算
P:F:C=20:20:60の比率で計算すると、以下のようになります。
- タンパク質(P):2,000kcal×20% ÷ 4kcal = 100g
- 脂質(F):2,000kcal×20% ÷ 9kcal = 約44g
- 炭水化物(C):2,000kcal×60% ÷ 4kcal = 300g
具体的にどんな食材を選べばこのバランスに近づけられるかは、高タンパク・低GI食材をまとめたランキング記事で詳しく紹介しています。
「計算が面倒…」
そんなあなたにおすすめの「神アプリ」

毎日、食べたもののカロリーやPFCを計算するのは大変ですよね。
そんな時は、便利なアプリを活用しましょう。食事を写真に撮るだけでAIが自動で計算してくれるものなど、今は素晴らしいアプリがたくさんあります。
おすすめアプリ例:あすけん、カロミル、MyFitnessPalなど
これらのアプリを使えば、ゲーム感覚で楽しく食事管理が続けられます。
なぜ計算通りに痩せない?
自己流カロリー計算の「限界」

計算も完璧、PFCバランスも意識している。それでも痩せない…なぜでしょうか。それには、自己流計算の「限界」があります。
- 限界1:「基礎代謝」がそもそも推定値である:計算式で出た数値はあくまで統計的な平均値。あなたの本当の基礎代謝とはズレている可能性があります。
- 限界2:「遺伝的体質」が考慮されていない:遺伝的に「糖質の代謝が苦手」「脂質の代謝が苦手」といった体質の場合、同じカロリーでも太りやすさが全く違います。
計算の、その先へ。
URARAクリニックの「科学的アプローチ」

もし、あなたが自己流のカロリー計算に限界を感じ、より確実な結果を求めるなら、私たち専門家にご相談ください。
URARAクリニックでは、あなたの体を科学的に分析し、本当の意味での「オーダーメイドダイエット」をご提案します。
【本当のあなたを知る】
医療機器での精密測定と遺伝子検査
URARAクリニックでは、一般的な計算式ではなく、高精度な医療用体組成計(InBodyなど)で、あなたの正確な基礎代謝量や筋肉量を測定します。
さらに、遺伝子検査によって、あなたの「太りやすい原因」を根本から解明。もう、手探りのダイエットで遠回りする必要はありません。
医師があなただけの「成功プラン」を設計
科学的な分析結果に基づき、医師があなただけの「痩せるカロリー」と「最適なPFCバランス」を導き出します。
必要であれば、食欲をコントロールする医薬品などを組み合わせ、あなたのダイエットを医学的に、そして強力にサポートします。
現在、OPEN記念キャンペーンを実施中です。詳細はこちらから。
カロリー計算についての
よくある質問
Q. ダイエット中の1日の摂取カロリーの目安はどのくらいですか?
A. 基礎代謝量を下回らない範囲で、1日の消費カロリーから240〜500kcal程度を引いた値が目安とされています。成人女性の基礎代謝は約1,150〜1,250kcal、成人男性は約1,450〜1,550kcal程度が一般的な範囲ですが、年齢・体重・筋肉量により個人差が大きいため、あくまで目安として捉えてください。
Q. 摂取カロリーの計算方法を教えてください。
A. ①ハリス・ベネディクト式などで基礎代謝量を算出、②基礎代謝量に身体活動レベル(1.5〜2.0)を掛けて1日の消費カロリーを算出、③消費カロリーから240〜500kcal程度を引いて目標摂取カロリーを決める、という3ステップで計算できます。
Q. カロリー計算をしても痩せないのはなぜですか?
A. 計算式で出た基礎代謝はあくまで統計的な平均値であり、実際の基礎代謝には個人差があります。また、遺伝的に糖質や脂質の代謝が苦手な体質の場合、同じカロリーでも太りやすさが異なることがあります。自己流の計算で結果が出ない場合は、体組成計での実測や医療機関への相談も選択肢です。
Q. PFCバランスとは何ですか?
A. 三大栄養素であるタンパク質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)の摂取バランスのことです。一般的にP:F:C=20:20:60が健康的なバランスとされていますが、ダイエット中はタンパク質の割合をやや高め、炭水化物をやや低めにする配分が意識されることが多いです。
Q. カロリー計算アプリのおすすめはありますか?
A. 食事を記録するだけで自動的にカロリーやPFCバランスを計算してくれるアプリ(あすけん、カロミル、MyFitnessPalなど)を活用すると、手計算の手間なく続けやすくなります。
まとめ:カロリー計算は、自分を知るための第一歩

カロリー計算は、ダイエットを成功させるための強力なツールです。しかし、それは同時に、あなた自身の体と向き合い、「自分を知る」ための素晴らしいきっかけでもあります。
まずは今回ご紹介した3ステップで、ご自身の体について考えてみてください。そして、もしその先に、より深く、より確実な答えを求めたくなった時は、いつでも私たちURARAクリニックのドアを叩いてください。
安全のため、以下に当てはまる方はサービスを提供できないことが多くございます。何卒ご留意ください。
18歳未満・75歳以上 / BMIが18.5以下 / がん / 心疾患 / 肝疾患 / 腎疾患 / 妊娠中 / 授乳中 / 産後3ヶ月以内の方
記事の監修者

統括院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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