「太ももは何日で細くなりますか?」——これはとても多くの方が検索している疑問です。実はこの質問への答えは一つではありません。太ももの見え方には、むくみ・筋肉の使われ方・脂肪という性質の違う要因が関わっていて、どれがどれくらい関わっているかは人によって違います。そのため「◯日で細くなる」と一つの数字で答えることはできません。自己流のケアが続かない、頑張っているのに変化が分かりにくいという方は、まず「何が変わりうるのか」を分けて考えることから始めてみてください。
この記事では、次の内容が分かります。
- 太ももの見え方に関わる3つの要因(むくみ・筋肉の使われ方・脂肪)の違い
- 自分の下半身がどのタイプに近いか分かるセルフチェック
- 部位別の筋トレ方法(回数・セット数つき)
- ストレッチとむくみケアの手順(秒数つき)
- セルフケアを続けても変化を感じにくいときに考えられること
【監修医師】与那覇 靖(URARAクリニック 統括院長)
浜松医科大学卒業。日本内科学会・日本抗加齢学会・日本肥満症治療学会所属。
太もも痩せは何日で変わる?3つの要因に分けて考える
太もものセルフケアを始めると、多くの方が「何日目に変わるか」を気にします。ですが太ももの見え方には性質の異なる要因が複数関わっていて、それぞれ変化のしかたも、変化を感じるまでの時間も違います。ここでは3つに分けて整理します。なお、この3つは順番に起こるとは限らず、同時に進むことも、どれか一つがほとんど関係しないこともあります。どの要因がどれくらい関わっているかは人によって違うため、日数を一律に示すことはできません。
要因① むくみ
むくみは、組織のあいだに余分な水分がたまった状態を指します。長時間の立ち仕事やデスクワーク、塩分の多い食事などが続くと、脚に水分がたまりやすくなることがあります。ストレッチやマッサージで巡りを促すことで、朝起きたときの脚の軽さが変わることがあります。
ただし、この段階の変化は一時的なものにとどまりやすく、生活習慣が元に戻れば、むくみも戻りやすい点には注意が必要です。ここで感じる変化は「脂肪が減った」というサインではなく、あくまで水分バランスが整った結果と捉えておきましょう。
要因② 筋肉の使われ方
筋トレやストレッチを習慣にしていくと、普段あまり使えていなかったお尻や裏ももの筋肉が働くようになり、立ち姿勢や歩き方が少しずつ変わり、太もも前面の張りが和らいで見えることがあります。
これは筋肉量そのものが大きく変わったというより、体の使い方のクセが調整されてきたことによる変化です。数字には表れにくくても、鏡で見たときの印象が変わってくる時期といえます。
要因③ 脂肪
太もも全体のボリュームに関わるのが脂肪です。脂肪は体の一部だけを狙って減らせるものではなく、運動と食事の両方を継続的に見直して全身として減らしていくことが土台になります。そのため、むくみのケアのように短い期間で変化を感じられるものではありません。
焦って短期間での大きな変化を求めるより、いま自分の脚に関わっているのがどの要因なのかを見ながら、無理のないペースで続けていくほうが結果的に続きます。
「1週間で−◯cm」をうたう情報の見分け方
SNSや広告で「1週間で−◯cm」のように、数値と期間をセットにした表現を見かけることがあります。しかし、ここまで見てきたとおり、太もものラインには複数の要因が関わり、個人差も大きいため、特定の期間で誰にでも同じ数値の変化が起こると断定することはできません。
医療分野の広告に関するルールでも、根拠の乏しい情報や、実際の内容と受け手の期待に差が生まれるような表現は避けるべきとされています。情報に接するときは、「誰にでも同じ結果が起こるように書かれていないか」「根拠となるデータの出どころが示されているか」を確認する習慣を持っておくと安心です。
下半身の状態を振り返るセルフチェック

下半身の気になり方は人それぞれです。太もも・ふくらはぎ・お尻の状態をあわせて振り返ってみましょう。
このチェックは、太さの原因や必要な治療を判定するものではありません。実際には複数の要因が重なっていることがほとんどです。どこに重点を置いてケアするかを考えるための目安としてご覧ください。
先に医療機関へご相談いただきたい場合
片脚だけが急に腫れた、痛み・赤み・熱感をともなう、むくみが日をまたいで続く・悪化する——このような場合は、運動やマッサージを行わず、まず医療機関にご相談ください。息苦しさや胸の痛みをともなうときは、ためらわずに救急要請をご検討ください。むくみは心臓・腎臓・血管の病気が関係していることもあり、見た目だけで生活習慣によるものと判断することはできません。
脂肪型
太もも全体が柔らかく、つまむとしっかりとボリュームがあるタイプです。ふくらはぎもむくみというより全体的にゆったりとした印象で、お尻にも厚みが出やすい傾向があります。体を動かす機会や食習慣が関わっていることがあります。
- 力を入れなくても太ももやお尻が柔らかい
- 体を動かす習慣が少ない
- 甘いものや脂っこい食事が多め
むくみ型
朝は脚が軽いのに、夕方になると太ももやふくらはぎがパンパンに張るタイプです。靴下の跡がつきやすい、指で押すとへこみが戻りにくいといった特徴もあります。お尻よりも膝から下にむくみが出やすいのも特徴です。
- 夕方になると靴がきつく感じる
- 長時間同じ姿勢でいることが多い
- お風呂上がりに脚がすっきりして見える
筋肉型
太もも前面がしっかりと盛り上がり、力を入れると硬く張るタイプです。ふくらはぎも引き締まっている一方で外側に張り出しやすく、お尻の位置は比較的高めに見えることが多いタイプです。よく歩く方や運動習慣のある方にも見られますが、硬さだけで筋肉によるものと判断することはできません。
- 普段からよく歩く、立ち仕事が多い
- 太もも前面を触ると硬さを感じる
- つま先重心で歩くクセがある
姿勢・骨盤型
骨盤の傾きや姿勢のクセによって、太ももの外側が張り出して見えたり、お尻の位置が下がって見えたりするタイプです。ふくらはぎの内側と外側で筋肉のつき方に差が出て、脚全体がねじれて見えることもあります。デスクワークが多い方や、片脚に重心をかけるクセがある方にも見られます。
- 立つときに片脚へ体重をかけるクセがある
- 靴底の減り方が左右で違う
- 長時間座りっぱなしの姿勢が多い
ご自身のタイプが分かったところで、「なぜそうなりやすいのか」という原因をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
【部位別】下半身を動かす筋トレ(回数・セット数つき)

ここからは、下半身全体を動かす筋トレを部位別にご紹介します。内もも・前ももだけでなく、裏もも・お尻・ふくらはぎまで含めて動かすことで、下半身全体のバランスを整えていきましょう。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも「筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨する」とされています。まずは週2〜3日を目安に、無理のないペースで取り入れてみてください。
内もも(ワイドスクワット)
開始姿勢:足を肩幅より広めに開き、つま先を斜め45度くらい外側に向けて立ちます。両手は胸の前で軽く組みましょう。
動作:息を吸いながら、膝とつま先を同じ方向に向けたまま、お尻を後ろに引くようにゆっくり腰を落とします。太もも内側に負荷を感じるところまで下げたら、息を吐きながらゆっくり元の姿勢に戻ります。
回数・セット数:10〜15回を1セットとして、2〜3セットを目安に行いましょう。
注意点:膝がつま先より内側に入らないように意識してください。膝に痛みがある場合は、腰を落とす深さを浅くするか、無理をせず中止しましょう。
ポイント:足の裏全体を床につけたまま行い、つま先の向きと腰を落とす深さは、痛みなく動ける範囲に調整してください。初めての方は少ない回数・1セットから始め、呼吸と姿勢が保てるようになってから増やしましょう。痛み・しびれ・めまいを感じたら中止してください。
前もも(張りが気になるときは伸ばすところから)
4つの部位のうち、前ももだけは筋トレではなくストレッチをご紹介します。前ももの硬さや張りには複数の要因があり、触った感じだけで「使いすぎ」と決めることはできません。張りが気になる方は、まず無理のない範囲で伸ばすところから始めてみてください。なお、前の項目のワイドスクワットでも前ももの筋肉は働きます。「前ももをまったく使わない」という意味ではありません。
開始姿勢:椅子や壁に片手を添えて立ちます。片脚の足首を持ち、かかとをお尻に近づけます。
動作:腰を反らさないようお腹に軽く力を入れ、太もも前面が伸びるところで20〜30秒キープします。膝を無理に後ろへ引く必要はありません。呼吸は止めず、ゆっくりと続けましょう。
回数・セット数:左右各1〜2回を目安に行います。
注意点:反動をつけて伸ばすと筋肉を痛めることがあります。痛みを感じる強さまで伸ばさず、気持ちよいと感じる範囲で止めてください。
ポイント:座り仕事の合間や入浴後、筋肉が温まっているタイミングで行うと伸ばしやすくなります。
裏もも・お尻(ヒップリフト)
開始姿勢:仰向けに寝て両膝を立て、足の裏を床につけます。腕は体の横に伸ばし、手のひらを床につけましょう。
動作:息を吐きながらお尻を持ち上げ、肩から膝までが一直線になるところで一度止めます。裏ももとお尻に力が入っているのを感じながら、息を吸ってゆっくりお尻を下ろします。
回数・セット数:15回を1セットとして、2〜3セットを目安に行いましょう。
注意点:腰を反りすぎると腰痛の原因になることがあります。お尻とお腹に力を入れ、腰まわりだけで持ち上げないよう意識してください。
ポイント:持ち上げたところで2〜3秒キープすると、裏ももとお尻によりしっかり刺激を入れられます。
ふくらはぎ(カーフレイズ)
開始姿勢:壁や椅子の背もたれに手を添えて立ちます。足は腰幅程度に開きましょう。
動作:息を吐きながら、かかとをゆっくり持ち上げてつま先立ちになります。ふくらはぎがしっかり収縮するのを感じたら、息を吸いながらゆっくりかかとを下ろします。
回数・セット数:15〜20回を1セットとして、2〜3セットを目安に行いましょう。
注意点:勢いをつけて上下すると足首を痛めることがあります。ぐらつく場合は壁や椅子などの支えを使い、ゆっくりとしたテンポで行ってください。
ポイント:かかとを上げきったところで一瞬止めると、ふくらはぎがしっかり働きます。支えには、壁または動かない安定した台を使ってください。段差の縁で行うと転倒や足首への負担につながることがあるため、床の上で行うことをおすすめします。
ここでご紹介した3つの筋トレと1つのストレッチは、すべてを一度に行う必要はありません。まずは気になる部位から1種目、1セットずつ取り入れ、呼吸と姿勢が乱れない範囲で少しずつ習慣にしていきましょう。なお、特定の部位を動かしても、その部位の脂肪だけが選択的に減るわけではありません。部位別の運動は下半身の筋力づくりとして取り入れ、脂肪については全身として考えるのが基本です。
【部位別】ストレッチとむくみのケア(秒数つき)

筋トレのあとや入浴後は、筋肉がほぐれやすいタイミングです。ストレッチとむくみのケアをあわせて行うことで、下半身全体をすっきりとした状態に整えやすくなります。
前ももストレッチ
やり方:横向きに寝て、上側の脚の足首を手で持ち、かかとをお尻に近づけるように引き寄せます。太もも前面が伸びているのを感じる位置で20〜30秒キープしましょう。
呼吸:息を止めず、ゆっくりとした呼吸を続けながら行ってください。
注意点:腰が反りすぎないよう、お腹に軽く力を入れて姿勢を安定させましょう。
内ももストレッチ
やり方:床に座り、両脚を大きく開きます。背すじを伸ばしたまま、上体をゆっくり前に倒し、内ももが伸びている位置で20〜30秒キープしましょう。
呼吸:息を吐きながら上体を倒すと、力みにくく深く伸ばしやすくなります。
注意点:無理に上体を倒すと腰や股関節に負担がかかることがあります。届く範囲で止めてください。
裏ももストレッチ
やり方:床に座り、片脚をまっすぐ前に伸ばし、もう片方は膝を曲げて足裏を内ももに添えます。背すじを伸ばしたまま、伸ばした脚のつま先に向かって上体を倒し、裏ももが伸びる位置で20〜30秒キープしましょう。
呼吸:反動を使わず、呼吸に合わせてじわじわと伸ばしていきます。
注意点:膝を無理に伸ばしきる必要はなく、軽く曲げても構いません。背中を丸めてつま先に届かせようとせず、股関節から上体を倒せる範囲で止めてください。
流す順番(足首→ふくらはぎ→ひざ裏→太もも→脚のつけ根)
むくみが気になるときは、ストレッチのあとに、脚の末端から中心に向かって優しくさするようにケアするのがおすすめです。「足首→ふくらはぎ→ひざ裏→太もも→脚のつけ根」の順に、それぞれ10〜15秒ずつ、心臓に向かう方向へさすっていきましょう。
これは脂肪を減らすための方法ではなく、脚の重さや張りが気になるときのセルフケアとしてご紹介しています。痛みや腫れがあるときは行わないでください。
注意点:強く押しすぎると内出血の原因になることがあります。手のひら全体を使い、皮膚をなでる程度の力加減で行ってください。
ストレッチとむくみのケアは、毎日少しずつでも続けることが習慣化のコツです。特に湯船に浸かったあとや就寝前は筋肉がほぐれやすく、むくみのケアの効果も感じやすいタイミングといえます。
筋トレとストレッチを1週間にどう組み込むか
ここまでの筋トレとストレッチを、1週間のどこに置くかを決めておくと続けやすくなります。目安になるのは、厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シート:成人版が示している次の3つです。
筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨する
強度が3メッツ以上の運動を週4メッツ・時以上行うことを推奨する。具体的には、息が弾み汗をかく程度の運動を週60分以上行うことを推奨する
座位行動(座りっぱなし)の時間が長くなりすぎないように注意する
これは健康づくりのための身体活動の目安であり、太ももが細くなる運動量を示すものではありません。また「身体活動」には運動だけでなく、通勤や家事などの日常生活の動きも含まれます。そのうえで、下半身のケアを1週間に取り入れる一例をお示しします。筋トレは連日ではなく1日空けるのが基本です。ストレッチは負担の小さいものですが、痛みや腫れがあるときは休んでください。
| 曜日 | 筋トレ(15分程度) | ストレッチ・むくみのケア |
|---|---|---|
| 月 | 内もも・裏もも/お尻 | 入浴後に3種+流す |
| 火 | 休み | 入浴後に3種+流す |
| 水 | ふくらはぎ・前ももの伸ばし中心 | 入浴後に3種+流す |
| 木 | 休み | 入浴後に3種+流す |
| 金 | 内もも・裏もも/お尻 | 入浴後に3種+流す |
| 土 | 休み(歩く距離を延ばす日にあてる) | 入浴後に3種+流す |
| 日 | 休み | 入浴後に3種+流す |
この一例であれば、筋トレは週2〜3日に収まります。歩く時間をどれだけ足せるかは生活によって変わるため、現在の活動量と体調に合わせて無理のない範囲で調整してください。
もう一つ見落とされやすいのが、座りっぱなしの時間です。デスクワークで長時間同じ姿勢が続くと、お尻の筋肉が使われないまま前ももばかりに負担がかかり、脚の巡りも滞りやすくなります。1時間に1度は立ち上がる、かかとの上げ下げを10回だけ行うなど、細切れでも動きを入れてみてください。
続けるコツ:最初から毎日を埋めようとせず、まずは「入浴後のストレッチだけ」を続けてみてください。ストレッチが習慣になってから筋トレを足すほうが、結果的に長く続きやすくなります。太ももばかりに目を向けるより、下半身を集中してまんべんなくケアするほうが、見落としが少なくなります。
有酸素運動と食事:下半身の脂肪を減らす土台

筋トレやストレッチで下半身の使い方を整えても、その上にある脂肪そのものにアプローチするには、有酸素運動と食事の見直しが土台になります。ここでは、無理なく続けやすい目安をご紹介します。
有酸素運動はどれくらい行うとよいか
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シート:成人版では、成人に向けた身体活動の目安が次のように示されています。
強度が3メッツ以上の身体活動を週23メッツ・時以上行うことを推奨する
歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分以上行うことを推奨する(1日約8,000歩以上に相当)
これは健康づくりのための身体活動の目安であり、太ももが細くなる運動量を示すものではありません。「身体活動」には運動だけでなく通勤や家事なども含まれます。現在の活動量と体調に合わせて、無理のない範囲で増やしていくことがポイントです。
たんぱく質のとり方
筋トレを続けても体づくりが進まない方の食事を伺うと、朝食を抜いていたり、昼食が麺類だけで終わっていたりと、たんぱく質が1食に偏っているケースがしばしば見られます。肉・魚・卵・大豆製品・乳製品のいずれかを毎食1品ずつ入れる、という組み立て方にすると、1日を通して偏りにくくなります。
なお、1日にとるべき具体的なグラム数は年齢・体格・活動量によって変わります。ご自身の目安を知りたい場合は、自己判断で決めずに管理栄養士にご相談ください。URARAクリニックでは管理栄養士による栄養指導もあわせてご案内しています。
塩分と水分のバランス
味の濃い食事が続いた翌朝に脚が重く感じる、という経験のある方は少なくありません。塩分は汁物の杯数だけで決まるものではないため、食品表示の食塩相当量なども参考にしながら、食事全体として見直していくのがおすすめです。
一方で、むくみ対策として水分を極端に減らすことは避けてください。なお、心臓や腎臓の病気などで水分・塩分の指示を受けている方は、この記事の内容ではなく主治医の指示を優先してください。
それでも太ももが細くならないときに考えられること
ここまでご紹介したセルフケアを続けても、思うように変化を感じられないことがあります。そのようなときに考えられる理由を整理しました。
セルライトが気になる場合
太ももの表面がでこぼこして見える場合、セルライトが関係していることがあります。セルライトの見え方には個人差があり、運動や食事の見直しだけでは変化を感じにくいことがあります。
骨格や脂肪のつき方には個人差がある
脂肪のつきやすい場所や骨格のバランスには個人差があり、同じセルフケアを行っても現れ方は人それぞれです。自分の太さが平均と比べてどうなのか気になる方は、以下のコラムもあわせてご覧ください。
見た目の変化が乏しいときに考えること
筋トレやストレッチ、有酸素運動や食事の見直しは、下半身を整えるうえでの土台です。一方で、見た目が変わらない理由には、骨格のように減量では変えられない要因もあります。
変化が乏しいことだけをもって、治療が必要ということにはなりません。医療機関に相談する場合は、そもそも減量が必要な状態なのか、治療で期待できることと難しいこと、費用とリスクを、医師とご確認ください。
医療痩身という選択肢|URARAクリニックの医療美痩身

セルフケアを続けても変化を感じにくい場合、医療機関に相談するという方法もあります。URARAクリニックでは、機器によるアプローチと注射・点滴・生活指導などを組み合わせた複合治療によって、下半身を含めた全身美痩身をサポートしています。
複合治療という考え方
URARAクリニックでは、診察で適応を判断したうえで、生活指導や複数のアプローチを組み合わせるプランをご提案する場合があります。すべての治療が必要になるわけではなく、治療をおすすめしない場合もあります。個々の施術内容は、カウンセリングでお体の状態を確認したうえでご提案いたします。
脂肪冷却と太ももについて詳しくはこちら/脂肪溶解注射と太ももについて詳しくはこちら
治療内容・費用・リスクについて
| 【治療内容】 | 「医療用脂肪冷却機器、医療用電磁場機器、医療用直流EMS、ラジオ波機器、脂肪溶解注射、ダイエット点滴、ダイエット薬セット、医師による問診、管理栄養士による食事・栄養指導、遺伝子検査、酵母プロテイン、医師監修サプリメント」 |
| 【費用】 | 97,000円〜1,812,000円 |
| 【副作用・リスク】 | 軽微な赤み、内出血等。稀に便秘、吐き気、倦怠感、頭痛などの症状が出る場合もあります。医師が処方時に説明いたします。 |
| 【通院期間・回数】 | 実際の提供回数や通院期間は、お客様の体質・目標・選択されるコースによって様々です。標準的な治療期間は3ヶ月程度、通院回数は月1〜4回程度が目安となります。詳細はカウンセリング時にスタッフにお尋ねください。 |
上記は当院の痩身プラン全体についての表示です。個々の施術ごとの主なリスク・副作用・禁忌・ダウンタイムは、施術ごとのページに掲載しています。受けようとしている施術のページを必ずご確認ください。
まずはカウンセリングで、ご自身の状態に必要なものは何か、費用とリスクを含めてご確認ください。
費用・治療期間・リスクなど、このページの内容についてご不明な点は、お問い合わせフォームまたは各院までお電話でお気軽にご確認ください。各院の電話番号・所在地はクリニック一覧に掲載しています。
太ももだけでなく「下半身全体」で見るほうが、見落としが少ない理由
太ももは単独で存在しているわけではなく、ふくらはぎやお尻とつながって下半身全体の見え方をつくっています。太もものみに意識を向けてケアをしても、ふくらはぎがむくんでいたり、お尻の位置が下がっていたりすると、脚全体のラインは思うように変わりにくいものです。
たとえば太ももが引き締まっても、ふくらはぎがむくんだままだと脚全体の印象は変わりにくいことがあります。下半身をまとめて見ることで、太ももばかりを見ていたときには気づけなかった要因に気づけることがあります。下半身全体をケアするほうが早く変わる、という意味ではありません。太ももの見え方だけで、いま何が必要かを判断することはできない、ということです。
本記事で紹介した筋トレやストレッチも、太もも・ふくらはぎ・お尻をひとまとまりの下半身として扱う構成にしているのはそのためです。見た目の変化だけを目標にせず、下半身の筋力や日常生活での動きやすさもあわせて考えていただければと思います。
よくある質問
太ももは何日で細くなりますか?
太ももの見え方には、むくみ・筋肉の使われ方・脂肪という性質の違う要因が関わっています。どれがどれくらい関わっているかは人によって違い、順番に起こるとも限らないため、日数を一律にお示しすることはできません。
太ももを最短で細くする方法はありますか?
「1週間で−◯cm」のように期間と数値をセットにした情報には注意が必要です。特定の期間で誰にでも同じ変化が起こると示すことはできません。運動・食事・生活習慣を続けていくことが土台になります。
内ももだけがなかなか細くなりません。なぜですか?
内ももの運動をしても、その部位の脂肪だけが選択的に減るとは限りません。太さには脂肪・筋肉・骨格などが関わります。運動は下半身の筋力づくりとして取り入れ、減量が必要かどうかは全身の状態から考えるのが基本です。
太ももの外側の張りはどうすればよいですか?
外ももの張り出しは、骨盤の傾きや、片脚に重心をかけるといった姿勢のクセが関係していることがあります。ただし、張り出しの原因を見た目だけで特定することはできず、この組み合わせで必ず改善するとも限りません。お尻の筋肉を使えるようにするヒップリフトと、前もも・内もものストレッチを、無理のない範囲で取り入れてみてください。
ストレッチとマッサージはどちらを先にするとよいですか?
ストレッチを先に行い、そのあとにマッサージで流すのがおすすめです。筋肉がほぐれてからのほうが流しやすくなります。マッサージは足首からふくらはぎ、ひざ裏、太もも、脚のつけ根へと、下から上に向かって進めてください。
太もも痩せグッズは使ったほうがよいですか?
太もも痩せグッズは、商品によって目的も使用上の注意も異なるため、一律におすすめすることはできません。一時的な圧迫による見え方の変化と、脂肪が減ることは分けて考えてください。
体重は減ったのに太ももが変わらないのはなぜですか?
体重の減少と、各部位の周径の変化は一致しません。脂肪のつき方、筋肉、骨格、水分の変動などが関わるため、見た目だけで原因を特定することはできません。
セルフケアを続けても変わらない場合はどうすればよいですか?
セルフケアの効果には個人差があり、骨格や脂肪のつき方によっては変化を感じにくいこともあります。その場合は、医療美痩身などの複合治療を選択肢に加えることもご検討ください。
まとめ
太ももの変化は、むくみ・筋肉の使い方・脂肪という異なる要素が積み重なって現れます。数日で感じられる変化もあれば、数週間、数ヶ月かけて現れる変化もあり、変わる順番を知っておくことがセルフケアを続けるうえでの目安になります。
筋トレやストレッチ、有酸素運動や食事の見直しは、太ももだけでなく下半身全体を整える土台です。それでも変化を感じにくいときは、骨格や脂肪のつき方の個人差、セルライトなど、セルフケアだけでは届きにくい要因が関係していることもあります。
そのような場合は、医療美痩身による複合治療を選択肢に加えることもできます。太ももだけでなく、下半身全体、そして全身のバランスを見ながら、ご自身に合ったペースで変化を目指していただければと思います。
安全のため、以下に当てはまる方はサービスを提供できないことが多くございます。何卒ご留意ください。
18歳未満75歳以上/BMIが18.5以下/がん/心疾患/肝疾患/腎疾患/妊娠中/授乳中/産後3ヶ月以内の方
参考文献・出典一覧
| 内容 | 出典 |
|---|---|
| 成人の身体活動量(週23メッツ・時以上/1日60分・約8,000歩)、運動(週4メッツ・時以上)、筋力トレーニング(週2〜3日)、座位行動 | 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シート:成人版(e-ヘルスネット/健康日本21アクション支援システム) |
| 治療内容・費用・副作用およびリスク・通院期間および回数 | URARAクリニック公式サイト 施術ページ 料金プラン欄(2026年9月時点) |
記事の監修者

統括院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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