医療ダイエット
健康診断で「肥満」「メタボリックシンドロームの疑い」を指摘されて、「そろそろ本気で対策しないとまずいかもしれない」と感じていませんか。
そんなとき、選択肢の一つに挙がるのが「肥満外来」です。ただ、「肥満外来って結局何をしてくれる場所なの?」「何キロから、BMIいくつから受診していいの?」「保険は使えるの?」など、いざ調べ始めると疑問が次々と出てくるはずです。
この記事では、肥満外来とは何か、受診の基準、保険適用と自由診療の違い、実際に行われる治療内容について、URARAクリニック 統括院長・与那覇 靖の監修のもとお伝えします。読み終える頃には、ご自身が肥満外来を検討すべき段階にあるのか、どのような選択肢があるのかが整理できているはずです。
【監修医師】与那覇 靖(URARAクリニック 統括院長)
浜松医科大学卒業。日本内科学会・日本抗加齢学会・日本肥満症治療学会所属。
肥満外来とは?
定義とダイエット外来との違い

肥満外来とは、肥満そのもの、または肥満に起因・関連する健康障害の治療を行う、医療機関の外来窓口です。「太っていること」自体を問題にするのではなく、それに伴って体に起きている影響(合併症)を医学的に管理・治療することを目的としています。
「ダイエット外来」という名称を掲げるクリニックもありますが、扱う内容はほぼ同じと考えて差し支えありません。呼び方は医療機関によって異なるだけで、いずれも医師が肥満・肥満症の治療に関わる外来を指します。
「肥満」と「肥満症」は同じ意味ではない

日本では、身長と体重から算出されるBMI(体重kg ÷ 身長m²)が25以上の状態を「肥満」と呼びます。ここまでは、いわば体格の分類です。
そのうえで、肥満が原因となる健康障害を合併している、あるいは内臓脂肪の蓄積が認められる場合に、治療が必要な病気としての「肥満症」と診断されます(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット)。健康障害としては、2型糖尿病などの耐糖能障害・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症や痛風・冠動脈疾患・脳梗塞・脂肪肝・月経異常や女性不妊・睡眠時無呼吸症候群・変形性関節症などの運動器疾患・肥満関連腎臓病の11種類が挙げられています。
つまり、BMIが25を超えていても、健康障害がなければ「肥満」であって、病気としての「肥満症」ではありません。この違いが、後述する保険適用の可否にも直結してきます。
肥満外来を受診する基準|
BMIと健康診断の数値でセルフチェック
「肥満外来は体重〇〇kg以上から」という明確な基準はありません。まず目安にすべきはBMIです。
- BMIの計算式:体重(kg) ÷ [身長(m) × 身長(m)]
- 日本肥満学会の基準:BMI25以上で「肥満」と判定される
あわせてチェックしたいのが、健康診断でおなじみの数値です。日本のメタボリックシンドローム診断基準では、腹囲(へその高さ)が男性85cm以上・女性90cm以上であることを必須条件とし、血圧・血糖・脂質のうち2項目以上が基準値から外れる場合に「メタボリックシンドローム」と診断されます(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット)。健康診断で「要再検査」「要治療」の指摘を受けた中性脂肪・血糖値・肝機能の数値も、あわせて確認しておきたいポイントです。
実際に、URARAクリニックの契約者アンケート(6,260件)でも、男性が医療ダイエットを考えたきっかけの上位には「健康のため」「健康診断で指摘されたこと」が並んでいます。特に40代以降の男性は、健康診断の腹囲・中性脂肪・肝機能の数値がきっかけになるケースが多い年代です。「なんとなく痩せたい」ではなく「数値を改善したい」という健康投資の視点は、肥満外来・医療ダイエットのどちらを検討するうえでも大切な出発点になります。
健康診断の結果をどう受け止めればいいか迷う方は、E判定の意味と対処法を解説した記事もご参照ください。
肥満外来は保険適用される?
自由診療との違いと費用の目安

「できれば保険を使いたい」というのが本音だと思います。保険診療の対象になり得るのは、BMI25以上かつ肥満に起因する健康障害があり、医師が医学的に治療が必要と判断した場合です。つまり、前の章で説明した「肥満症」と診断されることが前提になります。
| 比較項目 | 保険診療 | 自由診療(自費診療) |
|---|---|---|
| 対象になる方 | BMI25以上+肥満に起因する健康障害があり、医師が治療の必要性を認めた場合 | 美容目的の場合、健康障害を伴わない場合、保険診療の条件を満たさない場合 |
| 自己負担 | 3割負担が目安 | 10割自己負担(医療機関ごとに料金設定) |
| 受けられる内容の例 | 診察・血液検査等の検査・管理栄養士による栄養指導など | 医療機関ごとに幅がある(食事・運動指導に加え、脂肪冷却や薬剤処方等の選択肢が広がる場合が多い) |
| 費用感の目安 | 月数千円程度とされるケースが多い | 月数万円程度〜、医療機関・治療内容により大きく異なる |
上記の費用感はあくまで目安であり、実際の金額は医療機関・治療内容によって大きく異なります。「保険適用外だから高額になる」と一概には言えず、逆に「保険適用だから安心」というわけでもありません。ご自身の状態と目的に合わせて、受診時に医師から具体的な説明を受けることが大切です。
BMIごとのより詳しい受診の目安は、肥満外来は何キロから受診できるかを解説した記事もあわせてご覧ください。保険適用の条件や医療ダイエットの相場感をさらに詳しく知りたい方は、医療ダイエットの保険適用について解説した記事もご確認ください。
肥満外来で行われる治療内容|
方法(食事・運動・行動・薬物療法)

肥満外来では、基本的に以下の4つの治療法を組み合わせて、長期的な視点で体重管理を目指します。
- 食事療法:管理栄養士等による、摂取カロリーや栄養バランスについての専門的な指導
- 運動療法:医師や理学療法士の指導のもと、体への負担を抑えた運動プランを設計
- 行動療法:なぜ食べ過ぎてしまうのか、食行動のクセや考え方を見直すカウンセリング
- 薬物療法:食事・運動・行動療法だけでは効果が不十分な場合や高度肥満の場合に、医師の判断でGLP-1受容体作動薬などの薬剤が検討される(保険適用される薬剤の種類には条件があります)
薬物療法は「食事・運動・行動療法の代わり」ではなく、あくまでそれらと組み合わせて使うものという位置づけです。薬剤の種類・用量・副作用は個人差が大きいため、自己判断で個人輸入するなどの使い方は避け、必ず医師の管理のもとで使用してください。
保険の対象にならなくても、
選べる医療ダイエットという選択肢
「健康障害はまだないけれど、将来のために今のうちから本格的に対策したい」「BMIは25未満だけど、体脂肪率や見た目が気になる」という方も少なくないはずです。こうした方は保険診療の対象にはなりませんが、選択肢がなくなるわけではありません。
URARAクリニックが提供しているのは、保険診療とは別軸の、自由診療による医療ダイエット(医療美痩身)です。保険診療が「肥満に伴う健康障害というマイナスをゼロに戻す治療」だとすれば、私たちの医療ダイエットは「ゼロから理想の体へ近づけるための医療」という位置づけになります。
私たちが差別化の核として大切にしているのは、「脂肪細胞の数そのものを減らす」複合治療によるアプローチです。エステや自己流のダイエットでは、脂肪細胞は小さくなるだけで数は変わらないため、リバウンドしやすい状態が続きやすいといわれています。当院では、脂肪冷却や医療EMS、必要に応じたGLP-1作動薬の処方などを組み合わせた複合治療によって、脂肪細胞の数にアプローチし、「3ヶ月で卒業できる」医療ダイエットを目指しています。
健康診断の数値を改善するための第一歩として、あるいは「太りやすい体質そのものを変えたい」という健康投資として、医療ダイエットという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。デメリットや必要な回数・費用についても、カウンセリングで正直にすべてお話しすることをお約束します。
「近くの肥満外来・ダイエット外来」を
選ぶときに見るべきポイント
肥満外来やダイエット外来を探すとき、多くの方がまず「近くの」「通いやすい」という条件で検索します。通いやすさは継続のために大切な要素ですが、それだけで選ぶと、期待していた治療が受けられないミスマッチが起こることもあります。
通いやすさに加えて、以下の点も確認しておくことをおすすめします。
- 保険診療・自由診療のどちらを主に扱っているクリニックか
- カウンセリングで費用やリスクについて事前にどこまで説明してくれるか
- 医師が食事・運動・行動療法まで含めて向き合ってくれるか、薬に頼った提案に偏っていないか
URARAクリニックは、東京の新宿院(新宿区新宿3丁目)と銀座院(中央区銀座2丁目)の2院で医療ダイエット・医療美痩身を提供しています。「近くのダイエット外来」を探している方も、まずは無料カウンセリングでお体の状態や目標をお伺いし、保険診療が向いているのか、自由診療の医療ダイエットが向いているのかを、正直にお伝えします。
よくある質問
Q. 肥満外来とは何をするところですか?
肥満外来とは、肥満に伴う健康障害(高血圧・脂質異常症・糖尿病等)の治療を行う医療機関の外来です。医師の診察のもと、食事療法・運動療法・行動療法・薬物療法などを組み合わせ、体重管理を目指します。「ダイエット外来」とほぼ同じ意味で使われることもあります。
Q. 肥満外来は何キロ・BMIいくつから受診できますか?
明確な体重の基準はありませんが、目安となるのは身長と体重から算出する「BMI」です。日本肥満学会の基準ではBMI25以上が「肥満」とされ、これに健康障害が伴う場合に「肥満症」と診断されます。より詳しい基準は関連記事もご覧ください。
Q. 肥満外来は保険適用されますか?自由診療との違いは何ですか?
BMI25以上で、肥満に起因する健康障害があると医師が判断した場合は、保険診療の対象になることがあります。一方、美容目的や健康障害を伴わない場合は自由診療(自費)となり、治療内容や費用は医療機関によって異なります。
Q. 健康診断で肥満やメタボを指摘されたら、何科に行けばいいですか?
内科、糖尿病内科、肥満外来・ダイエット外来を掲げるクリニックなどが該当します。まずは健康診断の結果一式を持参し、医師に数値の意味や今後の対応について相談することをおすすめします。
Q. 肥満外来では具体的にどんな治療をしますか?
一般的には、食事療法・運動療法・行動療法を基本とし、これらで効果が不十分な場合や高度肥満の場合に、医師の判断でGLP-1受容体作動薬などの薬物療法が検討されます。保険診療で使える薬剤には条件があるため、詳しくは医師にご確認ください。
Q. URARAクリニックの無料カウンセリングとは何ですか?
専門スタッフがお体の状態や目標をお伺いし、最適なプログラムをご提案する場です。当日の施術は行わず、無理な勧誘も一切ございません。まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
肥満外来とは何か、受診の基準、保険適用と自由診療の違い、実際の治療内容、そしてクリニック選びのポイントについて解説しました。
- 肥満外来は、肥満に伴う健康障害を治療する外来で、「ダイエット外来」とほぼ同じ意味で使われる
- 「何キロから」ではなく、BMI25以上かどうかと、健康障害の有無が受診・保険適用の目安になる
- 保険診療と自由診療では対象・費用が異なり、実際の金額は医療機関・治療内容により大きく異なる
- 保険の対象にならなくても、自由診療の医療ダイエットという選択肢がある
URARAクリニックでは、健康診断で指摘を受けた方から「本気で理想の体を目指したい」という方まで、あなたの状態や目的に合った選択肢を正直にお伝えしています。まずは無料カウンセリングで、あなたに合った選択肢を確認してみませんか。
安全のため、以下に当てはまる方はサービスを提供できないことが多くございます。何卒ご留意ください。
18歳未満・75歳以上 / BMIが18.5以下 / がん / 心疾患 / 肝疾患 / 腎疾患 / 妊娠中 / 授乳中 / 産後3ヶ月以内の方
記事の監修者

統括院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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