「生理前になると、なぜか体重が増える」「顔や脚がむくんで、太ったように見える」
毎月そんな変化を感じて、鏡や体重計の前で戸惑ったことはありませんか。実際に、当院にご来院いただいたお客様への調査でも「むくみ」や「体重増加」は多くの方が悩みとして挙げる項目です。生理前の体重増加は気のせいではなく、女性ホルモンの働きによるものと考えられています。
この記事では、生理前(PMS)に体重が増えたと感じる理由、増加の目安、今日からできる対処法、そして病院に相談すべきラインについて、URARAクリニック 統括院長・与那覇 靖の監修のもとお伝えします。
【監修医師】与那覇 靖(URARAクリニック 統括院長)
浜松医科大学卒業。日本内科学会・日本抗加齢学会・日本肥満症治療学会所属。
PMS(月経前症候群)とは?
生理前に体重が増えたと感じる方は少なくない

PMS(月経前症候群)とは、月経が始まる前の時期に生じる心身のさまざまな不快な症状のことで、月経が始まるとともに軽快・消失していくのが特徴です。原因ははっきりと解明されていませんが、月経周期の中で女性ホルモンの分泌量が大きく変動することが関係していると考えられています。
むくみやお腹・乳房の張り、イライラ、気分の落ち込みなど、症状の現れ方には個人差がありますが、体重増加やむくみを感じる方は珍しくありません。実際にURARAクリニックにお越しいただいたお客様への調査でも、「むくみ」や「体重増加」はダイエットの悩みとしてよく挙がる項目のひとつです。
PMSの症状として一般的に知られているものには、次のようなものがあります(すべてが同時に現れるわけではなく、現れ方には個人差があります)。
- 体重増加・むくみ(顔・脚など)
- お腹の張り・乳房の張りや痛み
- 肌荒れ・ニキビ
- 眠気や倦怠感
- イライラ・気分の落ち込み・情緒不安定
この記事では、この中でも特に「体重増加・むくみ」に焦点を当てて、その仕組みと付き合い方を解説していきます。
生理周期とホルモンの基礎知識|「卵胞期」と「黄体期」
女性の体は、月経開始日を起点として、大きく「卵胞期」と「黄体期」という2つの時期を繰り返しています。月経後から排卵までの卵胞期はエストロゲンが優位になる時期で、体調が比較的安定しやすいといわれています。一方、排卵後から次の月経が始まるまでの黄体期は、プロゲステロンの分泌量が増える時期にあたります。生理前のPMS症状は、主にこの黄体期の後半に現れやすいとされています。
「気のせい」ではなく、ホルモンの自然な働き

生理前の体重増加やむくみは、意志の弱さや食べ過ぎだけが原因ではなく、女性ホルモンの自然な働きによって起こり得るものです。まずはその仕組みを正しく知ることが、過度に自分を責めず、適切に付き合っていく第一歩になります。
なぜ生理前に体重が増える?
ホルモンバランスと水分貯留の仕組み
生理前(黄体期)は、女性ホルモンの一種であるプロゲステロンの分泌量が増える時期です。プロゲステロンが増えると、体内でナトリウムや水分を溜め込む働きを持つホルモン(アルドステロン)の分泌が高まり、その結果、体に塩分や水分が溜まりやすくなると考えられています。
これが、生理前に顔や脚がむくんだり、体重計の数字が一時的に増えたりする主な理由です。
増えているのは「脂肪」ではなく「水分」であることが多い

この時期の体重増加は、脂肪そのものが急に増えたわけではなく、水分貯留によるものと考えられています。数日で数キロも脂肪が増えることは通常考えにくいため、体重計の数字だけを見て過度に落ち込む必要はありません。
食欲の変化が重なることも
生理前はホルモンバランスの変化によって、甘いものや炭水化物が欲しくなるなど、食欲に変化を感じる方もいます。水分貯留に加えてこうした食欲の変化が重なることで、「太った」という実感がより強くなることもあります。
生理前の体重増加はどのくらい?
いつ元に戻る?
増加の程度には個人差があり、明確な標準値があるわけではありません。ただし、多くの場合は月経が始まるとホルモンバランスが変化し、数日のうちにむくみや体重増加が落ち着いていく傾向があるといわれています。
そのため、生理前だけの体重の数字に一喜一憂するのではなく、生理周期の同じタイミング(例えば生理終了直後など)で継続的に測定し、月単位の推移で体の変化を確認することをおすすめします。
なお、「生理中のダイエットがなぜ痩せにくく感じるか」については生理中のダイエットが痩せにくいと感じる理由について詳しく解説した記事を、「生理が終わった後の痩せやすい時期の活かし方」については生理後の「痩せ期」を活かす方法について詳しく解説した記事をあわせてご覧ください。本記事では生理”前”のPMSによる体重増加に絞って解説します。
生理前の体重増加・むくみへの対処法
生理前の体重増加やむくみとの付き合い方として、一般的に次のような方法が勧められています。
- 塩分の摂りすぎに注意する(塩分の多い食事は水分を溜め込みやすくする一因と考えられています。外食やインスタント食品が続くときは特に意識してみましょう)
- カリウムを含む食品を意識して摂る(バナナ・アボカド・海藻類・ほうれん草などは、余分な塩分の排出を助けるとされる栄養素を含んでいます)
- 軽いストレッチやウォーキングを行う(血流を促し、むくみのケアにつながるといわれています。激しい運動である必要はなく、無理のない範囲で続けることが大切です)
- 十分な睡眠をとる(ホルモンバランスや自律神経を整えるうえで大切とされています。就寝前のスマートフォン利用を控えるなど、睡眠の質を高める工夫も効果的です)
- この時期に無理な食事制限をしない(水分貯留による一時的な変化に、過度な食事制限で対抗しようとすると、かえって体調を崩しやすくなります。この時期は「増えにくくする」より「いつも通りを保つ」意識で十分です)
体重計の数字より、月単位の変化を見る習慣を
生理前は体重が増えやすい時期であることを知っておくだけでも、数字に振り回されにくくなります。毎日の増減に一喜一憂するのではなく、生理周期を通した月単位の変化で判断する習慣をつけることをおすすめします。
これって病気?
PMS・PMDDと婦人科受診の目安
PMSの症状の現れ方や重さには個人差があります。中でも、イライラや気分の落ち込みといった精神的な症状が特に強く、日常生活や仕事・人間関係に大きな支障をきたすほどの場合は、PMDD(月経前不快気分障害)と呼ばれる、より重い状態である可能性があります。
この記事の情報だけでご自身の状態を判断・診断することはできません。体重増加やむくみに加えて、気分の落ち込みや強いイライラ、体の痛みなどが重なり、日常生活に大きな支障が出ている場合は、婦人科(または心療内科)へ相談することをおすすめします。迷う場合は、まず婦人科に相談してみるとよいでしょう。
受診を考えるきっかけになりやすい状態の例
以下はあくまで一般的な目安であり、自己診断のためのチェックリストではありません。当てはまる項目があり、ご自身がつらいと感じる場合は、我慢せずに専門医へ相談することを検討してください。
- 体重増加やむくみに加え、気分の落ち込みやイライラが強く、家族や職場の人間関係に影響が出ている
- 毎月同じような不調が続き、仕事や学業に集中できない期間が長い
- セルフケアを試しても改善を感じられず、つらさが続いている
「毎月のことだから仕方ない」と我慢を続けるのではなく、専門医に相談することで、体質や生活に合った付き合い方が見つかることもあります。
URARAクリニックでの位置づけ|
ホルモンの波に振り回されない複合治療
生理周期によるホルモンバランスの変化は、女性であれば誰にでも起こり得る自然な体の働きです。URARAクリニックでは、こうした一時的な体重変動に一喜一憂するのではなく、脂肪細胞の数そのものにアプローチする複合治療で、長期的に太りにくい体づくりをサポートしています。
脂肪冷却や医療EMSなどを組み合わせた複合治療は、ホルモンの波による一時的な水分量の増減とは異なるアプローチで、脂肪細胞の数そのものに働きかけます。URARAクリニックには施術実績9,000名以上(※2022/5/1〜2026/8/31 1回以上施術を受けた総数)というお客様にお越しいただいており、リバウンドしない率95%(※n=181。2023/1/1〜2026/1/31のPRコース・RAコース・アルティメットコースの卒業お客様のうち、コース終了後1ヶ月以内に1kg以上の体重増加がみられなかった割合)という実績があります。
カウンセリングでは、生理周期による体重変動の悩みも含め、医療ダイエットを熟知した専門スタッフが体質やお悩みを丁寧にお伺いします。URARAクリニックが掲げる「医療美痩身」は、健康的に痩せながら若々しさも一緒に育てていくという考え方で、ホルモンバランスの変化とも上手に付き合いながら、無理のないペースで体質改善を目指せる点が特徴です。
脂肪細胞の数を減らす方法について詳しく解説した記事や、痩せ体質になる方法について詳しく解説した記事もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. PMS(生理前)に体重が増えるのはなぜですか?
生理前(黄体期)はプロゲステロンというホルモンの影響で、体が塩分や水分を溜め込みやすくなると考えられています。これは脂肪が増えたわけではなく、一時的な水分貯留によるものとされています。
Q. 生理前の体重増加はどのくらいで、いつ元に戻りますか?
増加の程度には個人差があります。多くの場合、月経が始まるとホルモンバランスが変化し、数日のうちにむくみや体重の増加が落ち着いていくことが多いといわれています。
Q. 生理前のむくみを予防する方法はありますか?
塩分の摂りすぎに注意する、カリウムを含む食品を意識して摂る、軽いストレッチやウォーキングを行う、十分な睡眠をとるといった方法が一般的に勧められています。
Q. ホルモンバランスの乱れが体重増加の原因になることはありますか?
はい。女性ホルモンの変動は水分の溜め込みやすさや食欲に影響することがあると考えられています。ただし体重増加の原因は生活習慣など複数考えられるため、気になる場合は医師に相談することをおすすめします。
Q. 生理前の不調がひどい場合、病院に相談した方がいいですか?
症状が軽ければセルフケアで様子を見ても構いませんが、体重増加やむくみに加えて気分の落ち込みやイライラが強く、日常生活に大きな支障が出ている場合は、婦人科や心療内科への相談をおすすめします。
Q. URARAクリニックの無料カウンセリングとは何ですか?
専門スタッフがお体の状態や目標をお伺いし、最適なプログラムをご提案する場です。当日の施術は行わず、無理な勧誘も一切ございません。まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
生理前(PMS)に体重が増える・むくむ理由、その目安、対処法、そして病院に相談すべきラインについて解説しました。
- 生理前の体重増加・むくみは、プロゲステロンによる水分貯留が主な原因と考えられている
- 増えているのは脂肪ではなく水分であることが多く、月経開始後に落ち着いていく傾向がある
- 塩分管理・カリウム摂取・軽い運動・十分な睡眠・無理な食事制限をしないことが対処法として勧められる
- 症状が重く日常生活に支障がある場合は、PMDDの可能性も含め婦人科・心療内科へ相談を
URARAクリニックでは、ホルモンの波による一時的な変動に振り回されない、脂肪細胞の数そのものにアプローチする複合治療で、長期的に太りにくい体づくりをサポートしています。「毎月の体重変化に振り回されず、根本から体質を見直したい」という方は、一度無料カウンセリングでご相談ください。
安全のため、以下に当てはまる方はサービスを提供できないことが多くございます。何卒ご留意ください。
18歳未満・75歳以上 / BMIが18.5以下 / がん / 心疾患 / 肝疾患 / 腎疾患 / 妊娠中 / 授乳中 / 産後3ヶ月以内の方
記事の監修者

統括院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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