2024.12.24
医療ダイエット
サクセンダは、糖尿病治療やダイエットに使用されるGLP-1受容体作動薬で、自己注射タイプであることが特徴です。
サクセンダは日本国内では「糖尿病治療薬」としてのみ認可されており、「肥満治療薬」としては未承認のため、服用方法や副作用のリスクに注意が必要です。
本記事では、サクセンダの危険性、副作用のリスクやリスクを最小限に抑える方法を解説します。安全かつ、健康的に痩せたい方やダイエット薬に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
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昨今さまざまなメディアやインフルエンサーが紹介している、サクセンダを始めとする自己注射のGLP-1ダイエットですが、まだまだ正しい情報を理解できている方は多くなく、知識が十分ではない方が少なくありません。
このパートでは、サクセンダの危険性を主に3つご紹介します。
①禁忌があり、使用できない人がいる
サクセンダ(GLP-1ダイエット)には禁忌があり、以下のケースに当てはまる場合は、そもそも治療を受けることができません。
- 腹部の手術、腸閉塞の既往歴のある方
- 18歳未満または70歳以上の方
- BMI18.5未満の方
- 腹部手術、腸閉塞の既往歴がある方
- 膵臓疾患の既往歴のある方
- 重度の肝機能障害や腎機能障害の方
- 胃腸障害のある方
- 甲状腺疾患がある方
- 低血糖を起こす恐れがある方
- 摂食障害がある方
- 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性がある方
上記に該当する方は投与を避けるべきですので、ご注意下さい。
②さまざまな副作用のリスクもある
サクセンダにおける副作用は、主に下記です。
- 急性膵炎
- 下痢、便秘
- 胃の不快感、腹痛、嘔吐
- めまい、頭痛、吐き気
- 食欲不振
- 味覚異常
- うつ病
上記以外でも高齢者やお酒を飲みすぎる方は、「低血糖」や「脱水症」の発症リスクが高いため注意が必要です。妊婦や授乳中の方も安全性が確立されていないため、投与前には必ず医師に相談するようにしてください。
代表的な症状について、後ほどのパートでも詳しく解説します。
③服用方法を間違えると、副作用を起こしてしまう
サクセンダは服用量や服用方法を間違えると、吐き気やめまいなどの副作用が強く出る可能性が高まります。
自己判断での投与は避けて、必ず医師に相談のもとサクセンダを服用を検討するようにし、医師から指示された注射方法を必ず守るようにしてください。
サクセンダの
5つの副作用とは?
ここでは、サクセンダの副作用を主に5つご紹介します。
1.低血糖
サクセンダを服用すると、血糖値が急激に低下するため、低血糖を引き起こす可能性があります。
低血糖の主な症状は下記です。
- 身体の震え
- 発汗
- 異常な空腹感
- 集中力の低下
- 意識の混濁
これらの症状が見られた場合、迅速な処置が必要となります。症状が見られた場合は、すぐにブドウ糖(目安10g)やブドウ糖を含む清涼飲料水(目安150〜200mL)、砂糖(目安20g)などを摂り、安静にした上で、早急に医療機関へご相談ください。
特にサクセンダ服用中の過度な食事制限や負荷の大きい運動は、低血糖を引き起こしやすいため、十分にご注意ください。
2. 頭痛・めまい・吐き気
特にサクセンダの服用を開始した初期に、頭痛やめまいなどの症状が起きる可能性があります。これらの症状は体が薬に慣れるにつれて緩和する方が多いですが、症状が続く場合は医師に相談してください。
3.下痢・嘔吐・脱水症
サクセンダの服用により、下痢や嘔吐の症状が出る方もいます。症状が長引くと、脱水症状や腎機能障害にもつながるため、注意が必要です。
こまめな水分補給を心がけ、症状がひどい場合は医師に相談してください。
4.急性膵炎
サクセンダを服用すると、膵臓からインスリンの分泌が促進されるため、膵臓への負担が重くなり、急性膵炎のリスクがあります。
急性膵炎の主な症状は下記です。
- 激しい腹痛
- 背中の痛み
- 吐き気
- 嘔吐
- 発熱
これらの症状が見られた場合、非常に深刻な状態のため、速やかな医療機関での治療が必要となります。急性膵炎は放置すると、生命に危険を及ぼす可能性があるので、すぐにサクセンダの服用を中止して、医師にご相談ください。
急性膵炎のリスクを減らすには、サクセンダ服用中の過度のアルコール摂取を避ける、定期的に医師の診察を受けるなどの対策を心がけましょう。
5.うつ病
間接的な症状ですが、サクセンダの服用により、うつ病の症状が出る方もいます。サクセンダの服用を開始すると、上記のような副作用の症状や体への負担が大きくなるため、精神的な副作用が起きる可能性があります。
精神的に異変を感じた場合は、速やかに医師に相談してください。
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効果的に痩せる4つのポイント
サクセンダを効果的に使用する4つのポイントについてご紹介します。しっかりルールを守って安全に投与するようにしましょう。
- 飲酒した状態では服用を控える
- 正しい方法で注射する(重要)
- 使用期限を必ず守る
- 極力同じタイミングで注射する
それでは、1つずつ解説します。
①飲酒した状態では服用を控える
サクセンダは、飲酒した状態での服用を控えるようにしましょう。アルコールを摂取すると血糖値が不安定になり、低血糖の症状(ふるえ、冷や汗、めまい、意識混濁など)が発生しやすくなります。
さらに、飲酒は胃腸に負担をかけるため、サクセンダによる消化器症状(胃の不快感、下痢、便秘など)が悪化する可能性もあります。
そのため、サクセンダを安全に服用し効果を最大限に引き出すためには、飲酒を避けることが重要です。健康を保つためにも、服用時の注意を怠らないようにしましょう。
②正しい方法で注射する(重要)
サクセンダの効果を高めて安全に使用するためには、規定の注入量や注射針の管理、注射方法などを正しく守る必要があります。
ネットで検索して出てくる情報の中には誤っている情報も含まれるため、必ず医師に相談のもとサクセンダを服用を検討するようにし、医師から指示された注射方法を必ず守るようにしましょう。
③使用期限を必ず守る
サクセンダは基本的に冷蔵庫で保管するようにしましょう。
サクセンダの使用期限は30日以内ですので、必ず期限内に使用して下さい。万が一、使用期限が過ぎてしまった場合は、使用せず破棄しましょう。
また、光や空気の影響を受けないように、使用後はふたを閉めるようにして下さい。
④極力同じタイミングで注射する
サクセンダは食事の影響を特に受けないので、食事の前後などの縛りはなく、基本的にいつ注射しても問題ございません。
ただ、一度注射して次の注射までの投与間隔は一定に保つ必要があるので、できるかぎり毎日同じ時間帯に注射するようにして下さい。
同じタイミングで注射ができなかった場合、12時間以内であれば投与して問題ないですが、12時間以上が経過している場合は投与を控え、翌日の同じタイミングに再度打つようにして下さい。
また、注射を忘れて2日以上空いてしまった場合は、投与量を0.6mgに戻し、1週間毎に+0.6mgずつ増やすようにしましょう。
2日以上間隔が空いてから急に高い投与量を注射すると吐き気などの症状が強く出る可能性がありますので、十分にご注意下さい。
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無料カウンセリング予約はこちらまとめ
本記事では、サクセンダの危険性、副作用のリスクやリスクを最小限に抑える方法を詳しく解説しました。
サクセンダ(GLP-1)はあくまでも食欲抑制のサポートが役割なので、食事制限や適度な運動も必ずセットでダイエットを継続する必要があります。
URARAクリニックでは、サクセンダやNMNなどを駆使した『医療美痩身』により、ただ痩せるだけではなく、より若々しく美しくなる医療痩身をダイエット専門医師や管理栄養士の監修の元、お客様へ提供しています。
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無料カウンセリング予約はこちら記事の監修者
統括院長兼銀座院院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1992年4月 みなと協立総合病院勤務
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
- 2022年10月 URARAクリニック銀座院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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