更新日: 2025.11.06
作成日: 2025.11.09
医療ダイエット
「つわりが終わったら、食欲が爆発して体重が…」「ただでさえ太りやすいのに、これ以上増やしたくない!」「でも、赤ちゃんのために『痩せる』ダイエットはしていいの…?」
ご懐妊おめでとうございます。喜びと共に、日に日に変化していくご自身の体に、戸惑いや不安を感じていませんか?特に、体重管理は多くの妊婦さんが悩む、とてもデリケートな問題ですよね。
赤ちゃんのために栄養は摂りたい、でも綺麗でいたい…。そのお気持ち、痛いほどよくわかります。
しかし、まず一番にお伝えしなければならない、とても大切なことがあります。それは、妊娠中に自己判断で「体重を減らす」ことを目的としたダイエットを行うのは、絶対にNGだということです。
本記事では、医療ダイエット専門のURARAクリニックが、なぜ妊娠中のダイエットが危険なのか、そして、母子ともに健康でいるための「適切な体重管理」について、専門家の視点で詳しく解説します。
- なぜ妊娠中に「痩せる」のが危険なのか?赤ちゃんへの深刻なリスク
- 目指すべきは「ダイエット」ではなく「適切な体重管理」
- 明日からできる!安全な体重管理のための食事法
- 医師に相談の上で。妊娠中でもOKな運動・NGな運動
- 産後の美しい体型は、妊娠中の過ごし方で決まる
この記事を読めば、体重への漠然とした不安が解消され、あなたと赤ちゃんにとって最も安全で、幸せなマタニティライフを送るためのヒントが見つかります。
【最重要】妊娠中に
「痩せる」ダイエットが絶対NGな理由

まず、なぜ妊娠中に「体重を減らす」ことが危険なのか、その理由を正しく理解しましょう。あなたの体は今、新しい命を育むための、とても大切な仕事をしています。
【赤ちゃんへのリスク】
低出生体重児と、将来の健康問題
過度な食事制限などでママの栄養が不足すると、お腹の赤ちゃんに十分な栄養が届かず、2500g未満の「低出生体重児」として生まれてくるリスクが高まります。
小さく生まれた赤ちゃんは、将来的に糖尿病や高血圧などの生活習慣病になりやすいことも報告されており、一生の健康に関わる問題です。
【ママへのリスク】
貧血、切迫早産、体調不良
ママ自身にとっても、栄養不足は貧血や便秘、体力の低下などを引き起こします。また、極端な食事制限は、切迫早産のリスクを高める可能性も。
心身ともに不安定になりやすい妊娠期間を、健やかに乗り切るためにも、必要な栄養とカロリーはしっかり摂る必要があるのです。
目指すは「ダイエット」ではなく「適切な体重管理」

妊娠中に目指すべきは、「痩せる」ことではなく、「体重の増えすぎを防ぎ、適切な範囲にコントロールする」ことです。妊娠前の体型(BMI)によって、推奨される体重増加の目安は異なります。
| 妊娠前の体型(BMI) | 推奨される体重増加量 |
| 低体重(18.5未満) | 12~15kg |
| 普通体重(18.5~25.0未満) | 10~13kg |
| 肥満(25.0以上) | 7~10kg(※個別対応) |
※肥満妊婦さんの場合は、合併症のリスクなどを考慮し、かかりつけの産科医と相談の上で、個別の目標体重が設定されます。
【食事編】赤ちゃんにもママにも優しい
正しい食事管理法

体重管理の基本は、やはり食事です。「食べない」のではなく「賢く食べる」工夫をしましょう。
「バランス」を第一に。積極的に摂りたい栄養素
まずは、主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事が基本です。特に、以下の栄養素は赤ちゃんの体を作るために不可欠なので、意識して摂りましょう。
- カルシウム:赤ちゃんの骨や歯の形成(牛乳、小魚、豆腐)
- タンパク質:赤ちゃんの筋肉や血液の材料(赤身肉、魚、卵、大豆製品)
- 葉酸:赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを低減(ほうれん草、ブロッコリー)
- 鉄分:貧血予防(レバー、赤身肉、あさり)
体重増加を防ぐ「食べ方のコツ」
- ベジファースト:食事の最初に野菜や海藻を食べ、血糖値の急上昇を抑える。
- よく噛んで食べる:満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐ。
- 間食は賢く:スナック菓子ではなく、ナッツ、ヨーグルト、果物などを選ぶ。
- 減塩を心がける:むくみや妊娠高血圧症候群の予防に。
【運動編】必ず医師に相談の上で!
OKな運動・NGな運動

適度な運動は、体重管理、体力維持、ストレス解消に繋がります。ただし、必ず事前にかかりつけの産科医に相談し、許可を得てから行いましょう。
おすすめの運動(OK例)
- ウォーキング:最も手軽で安全。景色を楽しみながら、気分転換にも。
- マタニティヨガ、ピラティス:体の柔軟性を高め、出産に向けた体づくりに。
- マタニティスイミング:浮力で体に負担をかけずに、全身運動ができる。
避けるべき運動(NG例)
- 激しい運動:ジャンプしたり、お腹に力が入ったりする運動(激しい筋トレ、球技など)。
- 転倒のリスクがある運動:スキー、スケート、自転車など。
- 仰向けになる運動:妊娠中期以降は、仰向けになると血圧が下がりやすい(仰臥位低血圧症候群)ため、長時間は避ける。
産後の美しい体型は
妊娠中の「正しい体重管理」から

ここまで、妊娠中の安全な体重管理についてお話ししてきました。実は、この期間をいかに健康的に過ごすかが、産後の体型戻しをスムーズにするための、最も重要な準備期間なのです。
妊娠中に増えすぎた体重は、産後も残りやすく、落とすのに大変な苦労を伴います。逆に、適切な範囲で体重をコントロールし、適度な筋力を維持できていれば、産後の回復も早く、憧れの「綺麗なママ」への道もぐっと近くなります。
URARAクリニックは、頑張るママの
「産後ダイエット」を応援します

私たちは、妊娠中のママと赤ちゃんへのリスクを考慮し、妊娠中の方へのダイエット治療は一切行っておりません。
しかし、無事にご出産を終え、育児に奮闘するママたちの「キレイを取り戻したい」という想いを、全力でサポートする準備があります。
専門家の知識で、安全で効率的な産後ダイエットを
産後の体は非常にデリケートです。自己流の無理なダイエットは、体調を崩したり、母乳に影響が出たりするリスクも。
当院では、医師があなたの体の回復状態をしっかり見極め、授乳中でも安全に行える、医学的根拠に基づいたダイエットプランをご提案します。
妊娠中の体重管理で得た知識は、一生の財産に
今回学んだ、バランスの良い食事や健康的な生活習慣は、産後のあなたの体、そしてご家族の健康を守るための、一生の財産になります。
まずは、お腹の赤ちゃんとご自身の体を第一に、穏やかなマタニティライフをお過ごしください。
そして、いつかまた「自分の美しさ」と向き合いたいと思った時、私たちURARAクリニックのことを思い出していただけたら幸いです。
現在、OPEN記念キャンペーンを実施中です。詳細はこちらから↓
まとめ:不安な時は、一人で悩まず専門家へ

妊娠中の体重管理は、多くの妊婦さんが直面する大きな悩みです。しかし、自己判断での「痩せる」ダイエットは、あなたと大切な赤ちゃんを危険に晒す行為だということを、どうか忘れないでください。
食事や運動でわからないこと、体重が増えすぎて不安な時は、一人で抱え込まず、必ずかかりつけの産科医や助産師、管理栄養士に相談しましょう。専門家と二人三脚で、安全で幸せな出産を目指してください。
記事の監修者

統括院長兼銀座院院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1992年4月 みなと協立総合病院勤務
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
- 2022年10月 URARAクリニック銀座院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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