医療ダイエット


「健康診断で中性脂肪や内臓脂肪の数値を指摘された」「そもそも中性脂肪と内臓脂肪って何が違うの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか。どちらも「脂肪」という言葉がつくため混同されがちですが、体内での役割や蓄積される場所、増えたときの影響はそれぞれ異なります。
この記事では、中性脂肪と内臓脂肪の違い、それぞれの特徴や基準値の目安、増えすぎたときのリスク、そして日常でできる減らし方について、URARAクリニック 統括院長・与那覇 靖の監修のもとお伝えします。読み終える頃には、ご自身の健康診断の数値をこれまでより正しく理解できるようになります。
【監修医師】与那覇 靖(URARAクリニック 統括院長)
浜松医科大学卒業。日本内科学会・日本抗加齢学会・日本肥満症治療学会所属。
中性脂肪とは?内臓脂肪とは?
特徴と基本の違い

中性脂肪と内臓脂肪は、どちらも体内の「脂質」に関わる言葉ですが、性質も蓄積される場所も異なります。まずはそれぞれの定義から整理していきましょう。
中性脂肪とは
中性脂肪とは、体内でエネルギー源として重要な役割を果たす脂質です。食事から摂取された脂肪が消化・吸収された後、血液中を運ばれ、使いきれなかった分は脂肪細胞に蓄えられます。
血液中に存在するため、健康診断の血液検査(脂質検査)で数値を確認できるのが特徴です。全身に分布しますが、特に腹部・太もも・臀部・二の腕など、皮下組織に蓄積しやすい傾向があります。
内臓脂肪とは
内臓脂肪とは、腹腔内にある腸や肝臓、膵臓の周囲に蓄積する脂肪です。外見だけでは判断しにくいものの、蓄積しすぎると生活習慣病のリスクに関わるとされる脂肪でもあります。
内臓脂肪は主に腹部の内側に集中して蓄積される点が特徴で、いわゆる「隠れ肥満」の原因になりやすいとされています。CT検査や体組成計での測定によって、初めて数値として把握できます。
「違い」をひと目で比較
| 比較項目 | 中性脂肪 | 内臓脂肪 |
|---|---|---|
| 主な役割 | エネルギー源として使われる脂質 | 内臓周辺のクッション・エネルギー貯蔵 |
| 存在する場所 | 血液中・皮下組織など全身 | 腹腔内(腸・肝臓・膵臓の周囲)中心 |
| 主な測定方法 | 血液検査(空腹時採血) | CT検査、体組成計の内臓脂肪レベル |
| 増えやすい原因 | 糖質・脂質の摂りすぎ、運動不足 | カロリー過多、運動不足、アルコールの摂りすぎ |
| 落ちやすさの傾向 | 食事調整で比較的早く数値に変化が出やすいとされる | 生活習慣の改善で比較的落としやすいとされる |
このように、中性脂肪と内臓脂肪は「どこにあるか」「どうやって測るか」が大きく異なります。内臓脂肪と皮下脂肪の違いについて解説した記事もあわせてご確認ください。
中性脂肪・内臓脂肪が
付きやすい部位や体質の違い
中性脂肪と内臓脂肪では、付きやすい部位や体質の傾向にも違いがあります。
- 中性脂肪:腹部・太もも・臀部・二の腕など全身の皮下組織。特に女性はホルモンバランスの影響で下半身に付きやすい傾向があるといわれています。
- 内臓脂肪:腹部深部(腸・肝臓・膵臓の周囲)に集中。男性や、加齢とともに基礎代謝が落ちた方に蓄積しやすい傾向があるといわれています。
内臓脂肪はその性質上、体重や見た目だけでは判断しにくいため、定期的な健康診断や内臓脂肪測定で数値を把握することが大切です。
中性脂肪・内臓脂肪の基準値の目安と
増えすぎたときのリスク
健康診断の結果を見ても、数値が何を意味するのかわかりにくいという方も多いのではないでしょうか。ここでは一般的に知られている基準値の目安を紹介します。数値の解釈や健康状態の判断は、必ず医師にご相談ください。
基準値の目安
- 中性脂肪:一般的に、空腹時の中性脂肪値が150mg/dL以上の場合、脂質異常症(高トリグリセリド血症)の診断基準の一つに該当するとされています。
- 内臓脂肪:CT検査による内臓脂肪面積が100cm²以上であることが、メタボリックシンドロームの診断基準の目安の一つとして知られています。体組成計で表示される「内臓脂肪レベル」は機器メーカーにより基準が異なるため、あくまで参考値としてご確認ください。
中性脂肪や内臓脂肪が過剰に蓄積された状態が続くと、動脈硬化・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる可能性があるとされています。過度に心配する必要はありませんが、健康診断で指摘された場合は早めに生活習慣を見直すきっかけにすることをおすすめします。
内臓脂肪が減り始めている・落ち着いてきたサイン
数値だけでなく、次のような変化が内臓脂肪が減ってきたサインとして挙げられることがあります。
- ウエストベルトの穴の位置が変わった
- ズボンやスカートがゆるく感じるようになった
- 健康診断の腹囲や中性脂肪・LDLコレステロールの数値に変化が出てきた
- 体が軽く感じる、疲れにくくなったと感じる
これらはあくまで一般的な傾向であり、感じ方には個人差があります。気になる変化があれば、定期的な計測や健康診断で客観的に確認することをおすすめします。
お酒・アルコールと
内臓脂肪の関係
アルコールは肝臓で優先的に代謝されるため、飲みすぎる習慣が続くと通常のエネルギー代謝が後回しになり、脂肪が蓄積されやすくなる傾向があるといわれています。
特に、ビールや日本酒、カクテルなど糖質を多く含むお酒は影響が大きいとされています。また、揚げ物や塩気の多いおつまみを一緒に摂ることが多いため、カロリー・脂質の摂取量が増えやすい点にも注意が必要です。
お酒を完全にやめる必要はありませんが、適量を意識する、休肝日を設ける、糖質の低いお酒を選ぶといった工夫が、内臓脂肪・中性脂肪の管理には一般的に推奨されています。お酒と内臓脂肪の関係について詳しく解説した記事もあわせてご覧ください。
中性脂肪・内臓脂肪を減らす
基本の生活習慣

中性脂肪と内臓脂肪は、蓄積される場所に違いはあるものの、減らすための基本的なアプローチは共通しています。過剰なカロリー摂取や運動不足が主な原因となるため、生活習慣の見直しが鍵になります。
食事量を見直す
食事量のコントロールは、内臓脂肪・中性脂肪を減らすための最も基本的な対策です。よく噛んでゆっくり食べる、食事前に野菜スープなどを摂るといった工夫で、自然と食べ過ぎを防ぐことができます。特に夜遅い時間の大量の食事は、消費されにくいエネルギーが脂肪として蓄積されやすいため注意が必要です。
豆類(大豆・黒豆・レンズ豆など)は植物性タンパク質や食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を緩やかにし満腹感を持続させやすい食材として知られています。また、揚げ物を控えて蒸し料理や煮物を選ぶ、オリーブオイルなど体に良いとされる油を選ぶといった工夫も、脂質との付き合い方の見直しに役立ちます。体脂肪を減らす食事メニューについて解説した記事もご参照ください。
有酸素運動を習慣にする
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動は、脂肪をエネルギーとして消費する効果が期待できる運動として知られています。無理のない範囲から始め、徐々に時間や強度を上げることで、持続可能な習慣につなげやすくなります。
ここまでの生活習慣を続けても数値に変化が出にくいと感じる場合は、体質や代謝の個人差が影響している可能性があります。内臓脂肪がなかなか落ちない原因について解説した記事はこちらもご覧ください。
自己流ダイエットで
結果が出ないと感じたら

食事や運動を続けても思うように結果が出ない場合、それはあなたの努力が足りないのではなく、方法が体質に合っていないだけかもしれません。URARAクリニックでは、健康診断で内臓脂肪を指摘された方に対して、生活習慣の改善だけでなく医療的なアプローチを組み合わせるご提案も行っています。
URARAクリニックの「医療美痩身」は、脂肪冷却やEMSなど複数のアプローチを組み合わせた複合治療で、全身の脂肪細胞にアプローチする医療ダイエットです。
エステや自己流のダイエットでは脂肪細胞が小さくなるだけで数は変わらないため、リバウンドしやすい状態が続きやすいといわれています。一方、医療的なアプローチでは脂肪細胞そのものの数にアプローチできる点が大きな違いです。個々の体質やライフスタイルに合わせたオーダーメイドのプログラムで、リバウンドしにくい体づくりをサポートします。
URARAクリニックでは、これまでに8,000名以上の方に施術をご提供しています(※2022/5/1〜2026/3/31 1回以上施術を受けた総数)。リバウンドしない率は95%です(※n=181。2023/1/1〜2026/1/31のPRコース・RAコース・アルティメットコースの卒業お客様のうち、コース終了後1ヶ月以内に1kg以上の体重増加がみられなかった割合)。

※施術効果には個人差があります。
無料カウンセリングでは、専門スタッフがお体の状態や健康診断の数値をお聞きしながら、最適なプログラムをご提案します。当日の施術はございませんので、まずはお気軽にご相談ください。無理な勧誘は一切ありません。
よくある質問
Q. 中性脂肪と内臓脂肪の違いは何ですか?
中性脂肪は血液中や皮下組織など全身に存在するエネルギー源となる脂質で、内臓脂肪は腹腔内の腸や肝臓の周辺に蓄積する脂肪です。中性脂肪は主に血液検査、内臓脂肪はCT検査や体組成計で確認できる点も異なります。
Q. 中性脂肪や内臓脂肪の基準値はどのくらいですか?
一般的に、空腹時の中性脂肪値150mg/dL以上は脂質異常症の診断基準の一つとされ、内臓脂肪はCT検査による内臓脂肪面積100cm²以上がメタボリックシンドロームの目安とされています。詳しい数値は健診結果や医師にご確認ください。
Q. お酒を飲むと内臓脂肪は増えますか?
アルコールは肝臓で優先的に代謝されるため、飲みすぎる習慣が続くと内臓脂肪や中性脂肪が増えやすくなる傾向があるといわれています。適量を守り、休肝日を設けることが一般的に推奨されています。
Q. 内臓脂肪が減り始めているサインはありますか?
ウエストベルトの穴の位置が変わった、洋服がゆるく感じる、健康診断の腹囲や数値に変化が出てきたなどが、内臓脂肪が減ってきたサインとして挙げられます。個人差があるため、定期的な計測がおすすめです。
Q. 中性脂肪と内臓脂肪はどちらも同じ方法で減らせますか?
どちらも食事量の見直しや有酸素運動など、基本的な生活習慣の改善が中心となる点は共通しています。ただし体質や生活習慣によって落ちやすさは異なるため、自己流で結果が出にくい場合は医療機関への相談も選択肢です。
Q. URARAクリニックの無料カウンセリングとは何ですか?
専門スタッフがお体の状態や目標をお伺いし、最適なプログラムをご提案する場です。当日の施術は行わず、無理な勧誘も一切ございません。まずはお気軽にご相談ください。

まとめ
中性脂肪と内臓脂肪の違い、基準値の目安、増えすぎたときのリスクと減らし方について解説しました。
- 中性脂肪は全身に分布するエネルギー源、内臓脂肪は腹腔内に蓄積し生活習慣病リスクに関わるとされる脂肪
- 基準値の目安は中性脂肪150mg/dL以上・内臓脂肪面積100cm²以上(医師・健診結果での確認が前提)
- お酒の飲みすぎは内臓脂肪の蓄積につながりやすい
- 減らす基本は食事量の見直しと有酸素運動の習慣化
URARAクリニックでは、次世代の医療テクノロジーを組み合わせた「医療美痩身」により、脂肪細胞の数にアプローチする全身の複合治療を、ダイエット専門医師や管理栄養士の監修のもとご提供しています。
まずはお気軽に無料カウンセリングにお申し込みください。ご自身の健康状態・ダイエット目的に合わせたプランをご提案します。
安全のため、以下に当てはまる方はサービスを提供できないことが多くございます。何卒ご留意ください。
18歳未満・75歳以上 / BMIが18.5以下 / がん / 心疾患 / 肝疾患 / 腎疾患 / 妊娠中 / 授乳中 / 産後3ヶ月以内の方
記事の監修者

統括院長
20年以上にわたり、内科医として循環器や糖尿病患者の診療を担当してきました。疾病を予防するためには、肥満を克服することが極めて重要ですが、健康的な方法での体重減少は簡単なことではありません。痩身が実現できないかとの思いから、医療痩身の分野に足を踏み入れました。信頼性の高いエビデンスに基づいた新しい痩身メソッドの確立を目指し、『美痩身』を実現するために尽力しています。
人生100年時代における美容と健康に貢献すべく、医療技術及び健康への飽くなき探求を行い、”美と健康の医療的プロフェッショナル集団”であり続けるよう、日々邁進しております。ぜひご来院お待ちしております。
【経歴】
- 1992年3月 浜松医科大学卒業
- 1998年4月 名古屋大学医学部附属病院勤務
- 2000年10月 医療法人尚徳会ヨナハ総合病院勤務
- 2015年4月 医療法人尚豊会みたき総合病院勤務
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本人間ドック学会
- 日本抗加齢学会
- 日本再生医療学会
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